2017-08

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数式処理(Mapleに触れて)

Mapleを使って

 前回の投稿でも書いたとおり、ここ最近のマイブームは数式処理システムである。
そんな中、昨日たまたまMapleのトレーニングセミナーというのが催されることを知り、飛び入りで参加。
 数式処理システムとしてはMathematicaとしか比較することができないが、第一印象としては、見栄えはまずまず。
それはいいとして、入力方法に"テキスト入力"と"数式入力"の2モードがあり、前者はプログラミングなどと同じ感じでプレインテキストで数式を打ち込む方法で、後者は実際に手で書くような見栄えで数式を打ち込める方法。数式入力モードは非常に簡単で、パレットから入力できるのはMathematica と同じだが、"/"入力で分数の形、"^"でべき乗の形になど、すんなりと打ち込める。
 また、例えば"sqrt(x)"でxの平方根が表現されるが、"sqrt"と打ってCTRL+スペースを押すと"√"の形に変換してくれる(しかも変換予測つき)。(ただ、"√"を出してからバックスペースを2回押すとフリーズするというバグを発見。割と新しい機能っぽいからまあ仕方ないか。)
 そして、数式を選択して右クリックすると、"コンテキストメニュー"が現れ、展開・因数分解や微積分がワンタッチでできる。この点については僕が考えていた理想の機能に近く、感銘を受けた。(ただ、利用したマシンが古いためメニュー表示にえんらい時間がかかった。)

 また、Mapleの長所は、3次元プロットにあり、プロット画面をドラッグすればグリグリ回転して見回すことができる(むしろMathematicaにこの機能がないことが大いなる欠点であろう)。アニメーションも同様に、簡単に好きな視点からアニメーションを再生できる。

 そんなこんなで、複雑な数式処理においては良し悪しが分かれるところではあろうが、少なくとも高い操作性ではMapleはとりわけ優れているように感じた。
ということで、非常に有意義なセミナーであった。

数式処理、再考

 Mapleを使いながらちょっと考えを進めてみたが、この手のシステムは、いかに柔軟な入出力ができるかということが大きい鍵を握っているのであろう、と思った。特に教育用となると、機能性よりも操作性のほうがきわめて(ソフトウェア全般に言えることではあるか)
 でもって、賛否が分かれるところではあろうが、可能な限り曖昧な表現にも対応できるべきである。
 数学で用いられる文章や数式は、厳密に書かれているようで、実際は暗黙の了解が多い。例えばxといったら変数だとか、m,nは整数をあらわすとかいったものであり、しかも臨機応変である。
厳密性を求めたら、すべて明示的に記述しなければならないだろうが、そこらへんのことをあまりうるさく言わずにうまく気を遣えるシステムを作りたい。
 当面のところの目標は「数学の問題集を読める数式処理システム」である。

 ちなみに、ここのところ発想を得て考えていた数式処理の基本概念は項書き換えとして研究が盛んな手法に近いようだ。
これに独自のアイデアを巧妙に組み込んで、強力なシステムを作れればいいな。

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面白法人に勤める男。

趣味: 数学、コンピュータ、CG鑑賞・制作、アカペラ(ベース、パーカッション)
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